博多駅から徒歩で行ける観光スポット「東長寺」地獄めぐりは子どもに効果てきめん!?

博多にきたついでにちょっと寄れて心が安らぐ「東長寺」をご紹介します。

博多観光の穴場『東長寺』

東長寺は博多駅博多口から650m。博多駅博多口を背に、右手に三井住友銀行を見ながらこの道(大博通り)を一直線に歩くだけなのでカンタン。

歩いて9分、タクシーでワンメーターでつきます。

交通量の多い大通りに突然現れるお寺。

え、こんなところにお寺あったっけ?という感じで、外から見るとあまり目立ちませんが、寺院に一歩足を踏み入れると別世界。一瞬で静寂に包まれます。お線香の香りも癒し効果大。

東長寺の名前の由来と建てた人物は?

本堂

東長寺は真言宗の寺院で、806年(大同元年)弘法大師・空海が唐での修行を終え、帰国後最初に開山したお寺です。

東長寺には空海が唐から持ち帰った仏像・仏具・経本などが収められています。

空海の密教がここ西から東へ向かって長く(広く)伝わるようにとの想い込めて「東長寺」という名前が付けられました。

五重塔

鮮やかな朱色が美しい五重塔は高さは23メートル、ビルでいうと7階~8階にあたる高さ。

普段は中を拝観できないのですが、数年に1度「博多ガイドの会」の方々主催の特別拝観会で中を見ることができます。

特別拝観会は不定期に行われていて開催日は市政だよりやウェブサイト博多の魅力でお知らせがあります。ちなみに前回は2019年11月だったようです。

写真:西日本新聞

荘厳画は金箔やプラチナ泊があしらわれていて、実際に見ると言葉では言い尽くせないほどの荘厳の世界だとか。私もまだ自分の目で見たことがないので是非実物を見てみたいです!

六角堂

六角堂も、特別拝観会やライトアップウォークのときは開帳されます。

大師堂

五重塔のとなりが「大師堂」です。

木で作られた大きな数珠が輪になってぶら下がっています。引くと煩悩を払うと言われています。

ひっぱると回転しコツコツとリズム良く心地よい音がするので子どもたちが取り合いになってました。

日本最大の木造仏像は福岡大仏は必見

大仏殿

東長寺のシンボルはなんといってもこの福岡大仏でしょう。木造坐像の大仏では日本最大と言われています。

仏像はヒノキの木で作られていて、高さは10.8メートル。108あると言われる人間の煩悩(心身にまといつき心をかきみだすもの)の数にちなんだ高さになっています。

間近で目がばっちり合うと息をのみます。何か心の中を見透かされているような気持ちになり言葉を失ってしまいました。

悪さした子どもみたいな気持ちっていうとわかってもらえますか…(煩悩指数が高いとこうなるのかしら)

沈黙だけで人をいさめる大仏様ってやっぱりすごいな。自分にもそんな力があればどんなに子育てが楽だったか…なんて遠い目。

子どもに見せたい大仏胎内の地獄絵図ー地獄極楽めぐり

写真の左側に「地獄・極楽めぐり 入口」という文字が見えると思いますが、この大仏胎内(台座)の中に入ると、もの恐ろしい地獄絵巻がいくつもあり、 地獄で亡者が苦しむありさまが描かれています。別名「胎内巡り」とも言われています。

泣き出すお子さんもいるかもしれませんが、ここは是非心を鬼にして見せてあげてほしいなと思います。(心を鬼というか、本当に鬼がいるのだけど笑)

息子は当時すでに小6になってましたがそれでも「めっちゃ怖かった」と言っていました。

「現世で悪いことをしたらこうなるんだよ。善い行いをして生きるんだよ。」という先人の教えです。因果応報を伝えるのにこんなに説得力のある方法がありますか!笑

地獄絵図は浮き彫り細工で仕上げてあり凹凸があるので、子どもならなかなかの見ごたえでしょう。

でも本当に怖いのはその後。地獄絵図を見終えると次は前後左右何一つ見えない真っ暗な道へ進みます。漆黒の闇の中を手探りで手を取り合ってヨチヨチ歩くのですが、私もここは怖かったです。人間て見えないとこんなに心細くて怖くて不安になるんですね。

最後に極楽絵が見えてくると心からホッとします。親がうんちく言わずともお子さんに勧善懲悪の教えを説くには効果絶大ですぞイヒヒ・・・

でも、地獄絵図をじっと見ていると子どもだけじゃなくて大人も考えさせられます。

【2020】博多旧市街ライトアップウォークは?

博多部の地域活性化を目指し2006年に始まった「博多旧市街ライトアップウォーク」。毎年多くの人がライトアップを見に訪れます。

ライトアップウォーク中は、ライブやイベントも開催され東長寺の夜がにぎやかになるのですが、残念ながら2020年の今年は中止が決まりました。次回に期待したいですね。

東大師堂長寺 拝観料

拝観料はローソクとお線香3本で50円です。

終わりに

あまり期待しないで出かけたのですが、大仏様を拝み、地獄めぐりを体験し、お線香をあげると心がとても落ち着いて、帰る時は清々しい気持ちになりました。短い時間ですごい元気をもらいました。

何でも手に入る豊かな時代に生きてる私たちが安らぎを感じるのだから、自由に生きることが許されなかった1200年前の人々が飢えや天災、病の不安から仏や宗教に救いを求める気持ちが理解できるような気がしました。

東長寺へのアクセス

MEMO
  • 東長寺
  • 〒812-0037 福岡県福岡市博多区御供所町2−4
  • 電話:092-291-4459
  • 営業時間:09:00~16:45
  • 参拝料:50円
  • トイレ:あり
  • 公式サイト:東長寺
  • 駐車場:無料(10台ほど)

東長寺 駐車場

駐車場がわからなくてコインパーキングに停めたのですが、ここのもち吉の間の細い道を入っていくと駐車場がありました。10台ほど停められます。周辺にもコインパーキングがあります。

電車

  • JR博多駅 博多口より徒歩9分
  • 福岡市地下鉄空港線 姪浜方面「祇園駅」下車 徒歩2分
    (博多駅から1駅)

 

↓こちらにも本格的な地獄館があります。

久留米成田山 福岡一怖い地獄館と観音様のお寺「久留米分院 明王寺」をわかりやすく解説!

↓東長寺から近いです

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