糸島の洞窟「芥屋の大門」駐車場はどこ？乗船券はどこで買う？遊覧船に乗ってみた。

芥屋の大門（けやのおおと）は福岡県に糸島市志摩芥屋の海岸にある海食洞です。

「芥屋の大門」のことはよく知らなくて、芥屋海水浴場から近かったので寄ってみたのですが、自分は想像以上に楽しめました。

芥屋の大門　乗船券購入方法

乗船券は窓口で買います。（電話予約はできないそうです）電話でその日の運行状況を聞くことができます。

大人（中学生以上）	８００円
小人（２歳～小学生）	４００円
幼児（0～1才）は大人1名様につき、幼児1名様無料。　幼児2名からは小人料金

堤防入り口付近（この日は２番乗り場）で待っていると、黄色い船がやって来ました。

これに乗ります。定員２０名のところ、２０２０年の今年は少し人数を減らし１３名で運行しているようです。

船の中はこんな感じ。ライフジャケットをつけます。今は全員マスクが必須。窓は開いていて扇風機が回っています。

向かって右側に座ると「行き」に洞窟の写真が撮れて、左側に座ると「帰り」に洞窟の写真が撮れます。左右どちらに座っても見逃しがありません。

この日の気温は３５度以上。船内はむし暑かったです。運転手さんは汗びっしょり！今日で何往復したんだろう…。頭が下がります。

出航しました。向こうに芥屋海水浴場が見えます。波は穏やかで風もないので揺れないだろうと思っていました。

が、しかーし！防波堤を超えた途端に波が。実際の揺れはそれほどじゃないのだろうけど、船が低いので座席がほぼ水面の高さ。すごく揺れているように感じます。

波を乗り越えるたびにちょっとしたアトラクション状態。楽しいけど怖い…。（この時、参加したことをちょっと後悔）

後ろの子どもたちは大丈夫だろうかと振り返ってみると、私より不安な表情をしてるではないか！こりゃいかんと思い必死で明るくふるまいました。

５分ほどで見えてきました！すごい迫力です。さっきの波の怖さも一瞬で忘れてしまいました。

「芥屋の大門」は波による浸食で作られた洞窟で、高さは64メートル。日本の三大玄武洞のひとつで国の天然記念物に指定されています。

ちなみに芥屋の大門以外の２つは、佐賀の「唐津七ツ釜」、兵庫県の「豊岡市玄武洞」で、３つのうち２つが九州にあります。※「玄武洞」は火山岩の一種

大きな岩の口が開いています。こんなに大きな岩ですが、開口は10メートルしかありません。

鉛筆みたいな形をした岩が規則正しくそそり立っています。日本三大玄武洞の中でも「芥屋の大門」は最大の大きさ。

一帯は六角形や八角形の玄武岩が柱状節理（ちゅうじょうせつり）をなしています。

柱状節理（ちゅうじょうせつり）とは、火山性の玄武岩に柱状の割れ目が生じたもので、六角形状の岩石の柱が集合したものです。

マグマが冷え固まる際に収縮して生じ、これらが地表に流出した熔岩流の近くで観察されます。

波が高くない日は、船は洞窟内を１０メートルほど奥に入ってくれます。この時は座席から離れてもOKで写真を撮る時間をとってくれました。奥を見ると洞窟が先細りにカーブになってます。奥行きは90メートルあるそうです。

目の錯覚なのですが、奥に行けば行くほど海が角度をつけ登り坂になっているように見えて、それがなんとも不思議で神秘的でした。

Uターンできないくらい狭い幅なので、船はこのままバックして出ます。

船が出発したときは怖かったけど、コウモリが住んでいそうな洞窟にゾクゾク＆ドキドキした遊覧船体験でした。

洞窟の長さを測った人、勇気あるな・・・。

あまりよく映ってなくて申し訳ないですが、動画あります。

MEMO

運行予定時刻

平日	09：30～12：30 　45分毎 13：30～16：30 　45分毎
土日祝	09：30～12：30　30分毎 13：30～16：30　30分毎
※運航時刻は天候、乗船人数等当日の状況により変更になる場合があります。詳しくはお問い合わせください。