【糸島】雷山の紅葉 2021見頃は?『雷山千如寺大悲王院』美しい堂内は一見の価値あり

雷山千如寺大悲王院 紅葉

11月3日に訪れた時の様子です。一部、紅葉していました。もう少しですね。

雷山千如寺(らいざんせんにょじ)では、毎年11月初旬~中旬が毎年の見頃のようです。

完全に真っ赤になってないせいか、お客さんは少なめ。駐車場はまだ余裕がありました。(到着は10時)

下から見ると紅葉はまだ数日かかる様子。これから行かれる方はいいと思いますよ!雷山千如寺のブログで紅葉の様子をチェックすることができます。

雷山千如寺ブログ『雷山の風』

ちなみに、見頃はこのように真っ赤な大楓に。本当に綺麗ですね~。樹齢約400年。この大楓は福岡県の天然記念物に指定されています。

落葉してもこの見ごたえ!さすが大楓は絨毯の大きさも別格ですね。

大護摩道場の紅葉

ご住職によると、見頃の週末は渋滞で1時間待ちになることもあるそうです。平日がおすすめですが、それでも早い時刻に到着する方がいいとのことでした。

雷山千如寺大悲王院 入山料

11月1日~30日の1か月間は入山料がかかります。この時期以外は無料。

大人 100円
中学生以下 無料

雷山千如寺大悲王院 拝観料

ご本尊、十一面千手千限観世音菩薩立像、五百羅漢など、堂内を拝観する際は以下の料金です。

私個人の意見ですが、初めて訪れるなら拝観料を払って堂内も見ることをおすすめします。

大人 400円
中学生以下 無料

雷山千如寺大悲王院 由来

雷山千如寺大悲王院(らいざんせんにょじ だいひおういん)は、福岡県糸島市にあります。佐賀との県境に位置する雷山(標高954m)の中腹にお寺はあります。

今から約1800年前、博多に上陸したインド僧、清賀上人(せいがしょうにん)が、観音様を祈願でまつったことから「雷山観音始まる」と言われています。

その後、聖武天皇によって勅願道場となり、鎌倉幕府を始め、足利、豊臣、大友、大内、黒田など天下の武将・豪族などが競って尊びあがめたとのことです。

千首観音の手前にもこれと似た古図が置いてあり、見ることができます。

繫栄を極めていたころは雷山千如寺の周りには7つのお寺があり、この古図を見ても大変多くの僧坊(僧尼が居住する寺院の坊舎)が建ちならんでいたことがわかります。最盛期は300もの僧坊があったそうです。

ここまで繁栄した理由ですが、お寺のある雷山が北に玄界灘を臨む位置にあるため、鎌倉時代には元寇に対する最前線の祈祷寺院として、幕府から国防の役割を担っていたためと考えられています。

しかしその後、室町時代から長い戦乱の中で寺院や僧坊はすべて壊され、現在残っているのはこの雷山千如寺のみとなっています。

1753年(江戸時代)、黒田継高(黒田長政の血統最後の筑前福岡藩主)によって再興され、院号を大悲王院と改名。この大楓の木も黒田継高が植樹したと伝えられています。

↓黒田継高が江戸時代、別荘として使っていた場所はこちら

「友泉亭」の紅葉 2021年 見頃はいつ?福岡市内の紅葉スポット&黒田藩ゆかりの地

仁王門の吽形(うんぎょう:左)と阿形(あぎょう:右)

雷山千如寺大悲王院 堂内

入口で拝観料を払うと、こちらから堂内を参拝できます。

とても綺麗です。。

堂内から見る大楓も良いですね。何本もの支柱に支えられ、長年大切に扱われてきたことがうかがえます。

ここに座って抹茶とお団子が食べたい。

趣のある心字庭園はすばらしいです。室町時代に作られとされています。境内には大小200本ほどの紅葉があるそうです。

上へ行きます。

雷山千如寺大悲王院 観音堂

中は撮影禁止でした。

観音堂に着きました。ここを曲がると、十一面千手千眼観世音菩薩(千手観音)を見ることができます。

祈願を申し込んた方を先頭に、一般見学の私たちも一緒に畳の部屋に上がります。

「十一面千手千眼観音像」出典:ウォーカープラス

ご住職が扉を開くと、十一面千手千眼観音が現れました。おぉ…と小さな歓声が上がります。写真だと小さく見えますが、実際は大きくて結構圧倒されます。

像高は464cm、福岡県内でも最大の千手観音立像です。カヤの木の寄せ木作りで、ご住職の話では約1000年前ものだそうです。

頭部に小さな11面のお顔、本体の大きな手は42本、背景に小さな千の手が見えます。

出典:「福岡県の文化財」

古くなり見えにくくなっていますが、一つ一つの手に眼が描かれていたことがわかっていて、この世に生を受けたすべての生き物を救うため、身に千の手と千の眼を得たいと誓って得た姿とされています。

十一面、千手、千眼の観音菩薩様は大変めずらしく、九州では雷山千如寺のみです。

畳の上に正座し皆で手を合わせます。太鼓と音とともにご住職がお経を唱える間、「新型コロナウィルス早期終息、疫病退散祈願のために~…」という声が聞こえてきて…こみ上げるものがありました。

祈願が終わり、さらに上へ。

五百羅漢がズラーっと並んでいます。こちらは約20年前に作られましたが、インド、中国、日本に千数百年前に伝わったものをそのまま再現してここに祀っています。

羅漢(らかん)とは?
悟りを開いた高僧、煩悩をすべて断ち、最高の境地に達した人のことです。釈迦の弟子の中で最も高い位の弟子に与えられる称号のようなものです。

一体一体が表情豊かで見てて飽きません。実は五百羅漢像のあるお寺では、「亡き親・子供・愛しき人に会いたくば五百羅漢にこもれ」という言葉があり、必ず五百羅漢の中に探し求めている顔があると言われています。是非、羅漢のお顔にもご注目ください。

雷山千如寺大悲王院 開山堂

今なお、お忙しい清賀上人様。12月中旬に帰山するそうです。

開山堂の内部です。前述した雷山千如寺大悲王院を開山したインド僧「清賀上人坐像」を見ることができます。が!現在は、九州歴史資料館におでかけ中でいらっしゃいませんでした笑。

周りの壁画は八大菩薩などや、天井には四季の絵が描かれています。

木造清賀上人坐像(国指定重要文化財) 出典:「福岡県の文化財」

ちなみにこれが、あるはずだった「清賀上人坐像」の写真です。ひのきの一木造りで、約700年前(鎌倉時代)に作られた像と考えられています。

左に経巻、右手に数珠、大きな耳と口を開き、歯が見えている木造もめずらしいですね。

先ほどの「千手観音菩薩像」と、この「清賀上人坐像」は戦火や火災を免れた千如寺の貴重な像です。

四天柱には四天王が描かれています。

金銅錫杖(左)と五鈷杵(右)

左の金銅錫杖(こんどうしゃくじょう)は、弘法大師(空海)が唐から授かり持ち帰ったものと伝えられています。

この五鈷杵(ごこしょ)は、金剛石(ダイヤモンド)が物体を打ち砕くことを意味しています。静かになでると、すべての邪心・煩悩・悪心を打ち砕き、人身に迫る諸悪魔をも打ち払うのだとか。

参道に戻りこちらの道をいくと、

大護摩道場に続いています。こちらも石造や紅葉が楽しめます。

終わりに

毎年、ローカルテレビで大楓の紅葉を見るたびに、いつか行ってみたいと思っていた雷山千如寺。

今回初めて訪れたのですが、お寺の作りや庭園がとても素晴らしく、紅葉を見に来たことを忘れてしまうほどでした。

どの季節に訪れても、千如寺は見る人を感動させてくれると思います。紅葉の時期をあえて外して、ゆっくり観るのもいいかもしれません。

雷山千如寺大悲王院 アクセス・基本情報

MEMO
  • 真言宗大覚寺派 雷山千如寺大悲王院
  • 〒819-1145 福岡県糸島市雷山626
  • TEL:092-323-3547
  • 受付時間:9:00 ~16:30
  • 駐車場:無料(150台)
  • トイレ:あり

雷山千如寺大悲王院

雷山千如寺大悲王院 駐車場

駐車場は3つありました。混雑時は警備員の方が誘導してくださるのでそれに従えばいいと思います。

第1駐車場

寺院のすぐ目の前です。

第2駐車場

第1駐車場より先にここを通ります。

第3駐車場

第1・2駐車場、お寺も通り過ぎて、少し走ると左手にあります。出入口に係の方が立っているのですぐわかると思います。

↓雷山千如寺の大楓を植えたとされる黒田継高の別荘(日本庭園)です。

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