【コラム】アゲハの幼虫3兄弟。すったもんだの末、羽化。

<虫が苦手な方はここで閉じてくださいね>

7月上旬のことです。

我が家のベランダに枯らしてしまったレモンの木が放置されてました。(木と言っても、30センチくらい)

今年春、割りばしみたいな2本の枯れ枝に、新芽が出てきたのですが、先日そこにアゲハの幼虫がいるのを見つけました。

いたのは3匹。ここはマンション7階なので、まさか蝶がこの小さなレモンに気づくとは思いませんでした。

アゲハの幼虫は捕食者から身を守るために、鳥のフンのような姿に擬態化するのですが、それを知っていたにもかかわらず、私もはじめは鳥のフンがついているのかと思いました。

【7月11日】

毎日モリモリ食べて、脱皮をしてみどり色の幼虫になったころ、あることが気がかりに・・・。

あまりに食欲がすごすぎて・・・

【7月13日】

レモンの木がこんな姿に!3匹のうち1匹はやっと脱皮して青虫になったばかり。これからまだまだ食べるのに、葉っぱはあと4枚!これはやばい。

この分だと、今日か明日にはなくなる…。ネットで買っても間に合わないしどうしよう。

【7月14日】

焦ったわたしは、朝からレモンの木を求めてあちこち探し回ったのだけど、こんな時に限ってどこにも売ってない。

「あ~柑橘系の木はねー、ちょうど今が一番ない時期なんですよ。」とお店の人。

幼虫3兄弟の食事探しに半日かけて走り回り(自分の子どもの夕飯だってここまでやらないぞ)、5件目のお店でやっと見つけることができました!

この大きさで1,000円。ふ~。とりあえずこれでしばらくしのげる。

買ってきた新しい苗木に3兄弟を移そうと、さっそくベランダにいくと・・・。ん? 3匹いるはずが2匹しかいない。一番大きかった長男が。どこいった?

どこ探してもいない。懐中電灯でエアコン室外機の中まで照らしてみるも、いない。夕方、帰ってきた息子と娘を「見つけたら500円」で買収。

でも結局見つけられなかった。なんで買ってきた日に行方不明になるのよ・・涙。

だいぶ大きかったから、きっとどこかでサナギになっているのだろう。外で飼うとこういうこともある。寂しさをこらえながら、残りの2匹を新しい植木(室内)に移す。

さあ、お前たち、じゃんじゃんお食べ~!

10分後。食べてるかなぁと覗きに来たら、2匹いるはずが、1匹しかいない。次に大きかった次男がいない!

まだそんなに遠くに行ってないはず。植木鉢の周りを探してみたけどいない。

嘘でしょ・・・まさか・・・

えーーーそこ!(窓枠の一番上)

そんなに遠くまで歩いたということはあなた、サナギになる気ね。

母さんはさ、お前たちのためにさ、朝から走り回ってさ、やっとの思いで木を手に入れたんだよ。それなのにどうしてお前まで?せめて一口だけでも食べて欲しかった。

嫌いだった?このレモン嫌いだった?同じレモンの木でも味が微妙に違うわけ?美食家?反抗期?反抗期はうちの息子だけにしてよ・・。

というか、そこ、ツルツルだよ?いいの?

【7月15日】だんまりを決めこんだ次男。翌日ちょっと三角に体を丸め、

【7月16日】 2日後、サナギになってしまいました。

新しいレモンの木が嫌いだったのか、ただ偶然サナギになる時だったのか、真相は藪の中。

戦わずして、新・レモンの木、1本食べ放題を勝ち取った3男。さすが末っ子。

しかし、その3男も翌日・・・

【7月17日】お前もかー!(新しい木いらなかったやん)

しかもサナギになった場所が、次男が選んだ窓枠のとなりの窓枠の同じ位置。場所がドンかぶり。さすが兄弟。

もしかしてここ来る前、次男に会った?横を通って、おっいいなって思って決めたのかしら。(そういえばこないだのセミもこんなところにいたっけ)好きね、窓枠。

【7月26日】サナギになって9日後。

朝起きたら3男が無事羽化してました。

とりあえず頑張ったね。

はじめまして、3男です。

末っ子ですが、几帳面な性格です。うずまきもきれいに収めます。

↑ ちなみにこちらが次男。この2日前に無事羽化しました。どちらの羽化も早朝だったので、瞬間は見られませんでした。

終わりに

結局、長男、次男は新しいレモンの葉を食べていない。そして3男が食べた葉っぱは2~3枚。

古い木には4枚残っていたから、新しくレモンの木を買い足さなくても葉はほぼパーフェクトで足りていたことになります。

ふと思った。蝶は卵を産むときに全体の葉の量を瞬時に見て、幼虫が食べつくさないくらいのちょうどいい数の卵を産むんだろうか。

それとも今回はただの偶然だったんだろうか。

謎を残したまま彼らは旅立ってしまいました。

来年また、蝶が卵を産みに来てくれるのを楽しみに待ちたいと思います。

【蝶の卵の育て方・卵の探し方】子どもと一緒に蝶を卵から育ててみませんか?

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